学校日記

【委員会】ヤンマ科のヤゴを呼び込みたい!

公開日
2025/09/08
更新日
2025/09/08

学校の様子

今年の5月に、4年生を中心に「プールのヤゴ救出大作戦」を実施しましたが、その時にはアカトンボ等、小さなトンボのヤゴだけしかいませんでした。

それもそのはず、大きなトンボのヤンマ科は、水上に生えた草に卵を産み付けたり、その草につかまって水中に卵を産み落としたりするのです。

プールでは、水上につかまる草が生えていないため、ヤンマ科のヤゴはいないのです。

しかし、せっかくなら、トンボの王様であるヤンマ科のヤゴが欲しい!※生物多様性のある環境を作るためにも!

ということで、いつもお世話になっている「つくし野ビオトーププロジェクト」の小池常雄さんにご協力いただき、ヤンマ科のトンボが産卵できるよう、「抽水植物フロート」を設置することにしました。

私から、飼育委員会のこどもたちに協力依頼をしたところ、快諾してくれました!

カゴの中に重しのレンガを入れ、先日採ってきたガマなどの植物を差し込みます。カゴの周囲にペットボトルを括り付け、完成です。

バランスよく浮くのか心配でしたが、全て無事にプールに浮かびました。

さらに!「待ってました」とばかりに、ギンヤンマが、設置したばかりのフロートにつかまり、産卵をしたのです!こういう場を求めてプール上を彷徨っていたのですね。これは大成功の予感です!

ヤンマ科のヤゴがとれるかどうか、来年の5月を楽しみに待ちたいと思います。

暑い中、飼育委員さんが、想像以上にテキパキと作業してくれ、実現できました。お疲れ様でした、ありがとう!