大掃除も、各クラスで行われていました。

椅子や机をひっくり返し、溝にたまったホコリまで丁寧に取り除いているクラスもあり、子どもたちの本気が伝わってきます。

ここで、大掃除の由来について少し知ってみましょう。

大掃除は、日本の年中行事と深く結びついています。もともとは、平安時代から行われていた「煤払い（すすはらい）」が始まりとされています。囲炉裏やかまどの煤を落とし、家の中を清める行事で、江戸時代には12月13日を「煤払いの日」として、武家や町人の家々で一斉に行われるようになりました。

大掃除には、もともと

・一年の汚れや災いを落とす

・家を清めて新年の「年神様」を迎える準備をする

という意味が込められていたそうです。

だからこそ大掃除は、ただきれいにするだけでなく、心も環境も整えて新しい年を迎えるための大切な行いとして、今も年末の習慣として受け継がれているのですね。