校長あいさつ

読書活動の充実を目指して

校長  野村 洋介


   音楽会には、大勢の方に参観していただき本当にありがとうございました。子どもたちは、自分の役割を理解し、学年全員で1つの作品を作るために協力して取り組みました。「緊張する。」と言っていた子どもたちも多くいました。良い経験になったと思います。行事は、子どもたちが成長するためにあります。行事から学んだことを、学校生活や日常生活に生かしていけるようにしていくことが大切です。仲間のために頑張る気持ち、迷惑をかけないで行動しようとする気持ち、それらの気持ちをもち続けてほしいです。

   現在、一人一台の学習用端末(以下クロムブック)が配布され、ICT を活用した学習が進められています。 ICT の活用は、子どもたちがこれからの社会を生きていく上で大切です。 ICT の活用技術・能力が高ければ、例えば就職等の際に自分の活用できる技術としてアピールすることができます。学校でもクロムブックを正しく活用していくための取組を進めていきます。

   ICT を活用する一方で、以前から行われている読書活動を充実させたいという思いがあります。読書は、多くの語彙や多様な表現を通して 様々な世界に触れ、これを疑似的に体験したり、知識を獲得したりして新たな考え方に出会うことを可能にするものです。夏休み中に読書手帳の取組を行いました。夏休み 中に12冊以上の本を読んだ子どもが219人いました。 本当に良く取り組んだと思います。そして、多くのことを本から学んだと思います。様々な学習を行わなければいけない学校だけでは読書活動を充実させていくことは難しいです。ご家庭でも、声をかけていただき子どもたちの読書活動を学校とともに推進していただければと考えています。 ICT の活用のような新しい取組と 読書活動のような以前から続いている取組を融合した新しい教育が子どもたちのために必要だと感じています。