校長あいさつ

ご挨拶

『これまでの数々のご協力に感謝し、未来がより一層輝くために!!』

みなさん こんにちは

南第二小学校へようこそ
本校は、創立から151年の長い歴史をもつ、地域の方々とともに歩んできた学校です。明治6年「成瀬学舎」として開校したのち、場所を今の東雲寺の境内から、成瀬コミュニティセンター、そして現在の地へと移しつつ、常に成瀬の人々が地域の子供たちのためにと大切に思い、多くのご支援とご協力によってその歴史を築き上げてきました。現在の校歌の作詞・作曲を依頼するために、住民の皆さんが懸命になって廃品回収の取り組みにご協力をいただき、そのための資金に充てたという心温まるエピソードも残っています。
多摩の自然が多く残るこの辺り、校庭のすぐ脇を流れる恩田川は鶴見川水系の小河川ながら、その流れは常に涸れることなく、本町田の源流から澄んだ清水を湛えてくれています。その川辺では美しい姿のカワセミや、子育て中のカルガモの姿をよく見つけることができます。また、両岸に続くソメイヨシノの並木は「さくらまつり」の時期ともなればたいへん多くの人々の目も楽しませてくれています。
このような絶好の環境のなかで、昨年度は、多くの同窓生をはじめ地域の皆様のご協力のもと、記念すべき『開校150周年』を迎えることができました。時まさに、コロナ禍からアフターコロナへと移りつつあるタイミングでしたが、派手さはないものの、まさに地域を挙げての祝福をいただくことができました。
そして、今年度は、151年目であると同時に、「町田市新たな学校づくり推進計画」に基づき、本校は「南第二小」という名前での最後の年を迎えることとなりました。 校舎にも、もちろん子供たちにも、そして、保護者・地域の皆様にこれまでのご協力には心より感謝の気持ちでいっぱいです。さびしい気持ちももちろんありますが、学校の名前が変わろうとも、これまで培ってきた本校と地域の皆様の絆は永遠に絶えることはありません。これまでの歴史を基礎に、南成瀬小の仲間たちとも一緒にこれからは「新生 成瀬小学校」としての新たなページを刻み続けていくことでしょう。今年度は、その新たな一歩をしっかり踏み出すための大切な年です。子供たちの思いを汲みながら、新たな希望を胸に進んでいきたいと思います。どうか引き続き、そして末永くよろしくお願いいたします。

本校第31代 校長  隅田 克思