学校日記

走った距離は裏切らない(ジョギング週間に寄せて)

公開日
2020/10/12
更新日
2020/10/12

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【律子の部屋 10/12 UP】

「走った距離は裏切らない」(ジョギング週間に寄せて)

〜10月12日(月)聞き取り朝会より〜

 今日は、「走った距離は裏切らない」という話をします。

 「走った距離は裏切らない」とはどういうことでしょうか。「距離」とは長さのことですが、これはマラソンランナーの野口みずき選手が言った言葉です。

 野口選手は、2004年のアテネオリンピックで、日本の女子代表選手として出場して金メダルをとりました。そして、2005年に行われたベルリンマラソンでは、大会新記録を出して優勝しました。期待された野口選手でしたが、その後、左足首をケガして、2006年のベルリンマラソン、
2007年のロンドンマラソンには出場することができませんでした。

 マラソン選手にとって足のケガは、もしかしたらもう走ることができなくなるかもしれないという重大なことです。しかし、野口選手はケガに負けませんでした。2007年の11月に行われた東京国際女子マラソンに出場したうえに、見事大会新記録を出して優勝したのです。

 野口選手は、けっして大きな選手ではありません。身長は約150センチメートル、体重は約40キログラムです。体重は4年生か5年生ぐらいです。背の高さや体重では大きな外国の選手に負けてしまいます。

 こんなに小さな選手が、なぜケガに負けずに新記録を出して優勝したのでしょうか。それは、野口選手が言った「走った距離は裏切らない」という言葉にあると思います。

 野口選手は、本番のように、毎日練習をまじめに一生懸命やれば、必ず成功すると信じていました。そこで、足首の故障を治してから、毎日、マラソン大会と同じ距離の約40キロメートルを練習したのです。すばらしいのは、足が故障してもあきらめずに、毎日がマラソン大会のつもりで一生懸命走って練習したのです。

 「走った距離は裏切らない」。それは、何か困ったことが起きたとしても、目標を忘れずに「まじめに一生懸命練習を続けていれば必ず成功する」ということです。みなさんも、何かで困ったとき、「走った距離は裏切らない」という言葉を思い出して頑張ってみましょう。