α(アルファ)と β(ベータ)
- 公開日
- 2022/03/08
- 更新日
- 2022/03/08
楽しい学校
α(アルファ)化米について簡略的に説明すると、
硬い生の米粒のままのものをβ(ベータ)、
炊いて柔らかくなったものをα(アルファ)といいます。
(デンプンの構造上の呼び名です)
お米を炊いて、水分を含むとアルファ化し、
そのまま置いておくと、また水分が抜けてカチカチにベータ化します。
ベータ米は、乾燥しているので長期保存ができ、
アルファ米は、ふっくらして消化によいですが、
水分があるため、腐りやすいです。
この炊飯したアルファ米を、熱風で急速乾燥させると、
お米のデンプンはアルファ化したままなのに、
水分が抜けるので長期保存できるという
便利なお米になるのです。
これが「アルファ化米」です。
すでにデンプンがアルファ化しているので、
炊く必要がなく、水やお湯に浸すだけで食べられるようになり、
災害時や、キャンプ・登山のときの携行食として
需要が伸びているということです。