校長あいさつ

校長あいさつ

                                                        令和6年9月                                                                      
                                                       校長 土屋敏彦
「二学期が始まりました」
 始業式に「お互いの本質や心のあり方、考え方や体のあり方を認め、お互いを尊重しあいながら学校生活を送ってほしい」という話を全校生徒にしました。世界で起きている民族の違いや宗教の違い、資源の違いや領土の違い、政治の違いなどによる戦争が、相手との違いを認めることができずにいる、心の狭量や拒否してしまう心の壁が原因で起こっているように思えたからです。これからの日本を築き、世界に羽ばたいていく中学生には、様々な争いに巻き込まれないために、自分というしっかりした芯をもちつつも、相手に対して柔軟で寛大に対応できる心を培っていってほしいと願っています。培うための練習の場が小山中学校であると思ってほしいものです。768名の生徒がいる小山中学校では、自分とは違う767色の考え方、眼差し、声、匂い、顔つき、体つき・・・があります。生徒にはそのすべてをひとまず受け入れ認めてほしいと話しました。受け入れ認めた後の議論・討論であれば、相手をひどく傷つけることはありません。そこには既に柔軟さや寛大さが存在しているからです。小山中学校には、毎時間の授業、学級活動、生徒会活動、学校行事など、お互いを受け入れてよい関係を築いていなければ進むことのできない活動が至る所あります。「認め、尊重する」が当たり前となる「温かく穏やかな雰囲気の学校」を2学期も目指していきたいと思います。


                                                        令和6年6月

                                                       校長 土屋敏彦
「体育大会が終了しました」
 61()に体育大会が挙行されました。清々しい天候の中、熱中症の心配もなく実施することができました。ご来場いただき生徒たちに声援を送ってくださった保護者の皆様、地域の皆様、心より御礼申し上げます。おかげさまで体育大会は大成功の裡に終了することができました。
 さて、今年の体育大会からはI組(特別支援学級)が通常級と一緒に参加することになりました。I組の参加にあたっては、「交流級(通常学級)の中に入って参加する」、「得点・順位は出さずに特別賞を授与する」など、様々な意見がありましたが、教員の体育的行事委員会での話し合いにおいて、競技をするための配慮はしても同じ土俵に上がったからには一切の配慮はしない。I組も通常級と全く同じ競技、得点、順位を競うこととなりました。
 結果、I組は1学年大縄跳びでは「2位」、3学年大ムカデでは「5位」、1学年総合順位では「3位」となりました。I組の生徒全員が頑張り通常学級と競い合い、気持ちの面でも満足のいく体育大会となりました。
 体育大会の1日を通して、I組、通常学級の枠に関係なく競い合った仲間をお互いに称えあう拍手が響いていたことを嬉しく思いました。



令和6年4月
校長 土屋敏彦

「令和6年度が始まりました」
 4月9日(火)に237名の新入生を迎え、今年度の小山中学校は763名の全校生徒と51名の教職員でスタートしました。また、この4月から小山中学校では特別支援学級であるI組が新設され特別支援学級の生徒と通常級の生徒が一緒に学校生活を過ごすことになりました。生徒会朝礼や委員会、部活動など日常的な活動から一緒に行いながら交流を深めていきたいと考えています。通常級の生徒と同様にI組生徒もいろいろな場面で地域の皆様にご支援とご協力をいただけるようお願い申し上げます。また、今年度も5月に入りますと、6月1日(土)に行われる体育大会練習が始まります。毎年のことですが生徒の歓声、BGM、放送等で大変ご迷惑をおかけします。しかし、私が本校着任後、体育大会練習と本番における騒音で苦情の連絡をいただいたことは一度もございません。毎年、地域の皆様の本校教育活動への深いご理解を実感すると同時に、生徒が伸び伸び活動できる体育大会を実施でき心よりうれしく思っております。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

令和6年3月
校長 土屋敏彦

「令和5年度が終了します」
 19日(火)の卒業式、25日(月)の修了式で令和5年度が終了します。今年度も大変お世話になりありがとうございます。小山中学校はお陰様で大きな事故なく1年間を送ることができました。これも保護者の皆様と地域の皆様のご支援があってこそと思っております。生徒は落ち着いた学校生活を送り、教職員との人間関係も温かく穏やかなものとなっています。生徒個々にはこの1年間、仲間との間によいことも辛いこともあったことでしょう。よかったことは思い出として心に残し、辛かったことは水に流して年度末のよいお別れをしてほしいと生徒には話をしました。すぐにやってくる4月の出会いをよい出会いにするためです。過去の辛かったことをリセットして新年度を迎えてほしいと思っています。また、春休みの前後は生徒の心がざわつきやすい時期です。保護者の皆様、地域の皆様ともに本校生徒の様子で気にかかることがありましたら小山中学校までご連絡をいただけたらと思います。この1年間を振り返り心より御礼申し上げます。令和6年度も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和6年2月
校長 土屋敏彦

「第4回学校運営協議会を終えて」
 2月17日(金)に第4回学校運営協議会を開催いたしました。学校運営協議委員の皆様と校長、副校長、各分掌主任、各学年主任・副主任が出席して協議を行いました。学校教育の状況報告としては、学校全体の生活指導、各学年の様子、進路状況、地域連携、来年度の行事予定を報告しました。校長からは、生徒・保護者教育活動アンケートを基にした令和5年度学校関係者評価について、令和6年度学校経営方針についてを報告・提案しました。特に令和6年度学校経営方針については、「温かく穏やかな雰囲気の学校づくり」のための基本的な柱と具体的事例について提案をしました。具体的な事例として主なところでは「連絡配信アプリ(tetoru) を利用した保護者への丁寧でこまめな連絡」「小山小中学校連携会議の実施」「家庭学習・自学自習の推進(家庭学習ノートの全学年実施)」「1学年での英語体験プログラム(TGG)の実施」「SNS小山中ルールの徹底」「命の安全教育の推進」「平和教育の推進」「データの集約と引き継ぎ・管理」「校内研修・OJTの実施」「対話的で深い学びの実践」「特別支援学級の開設と研修」「特別支援教室(サポートルーム)との日常的な連携と研修」「個人情報の厳密な管理」「働き方改革の推進」「学校徴収金公会計化での適切な対応」「学習ドリルソフト(Qubena)の有効活用のよる保護者負担の軽減」を令和6年度学校経営方針に盛り込むことを提案しました。報告・提案が多く意見交換は後日文書でいただくことになってしまいましたが、今現在、4名の方から項目ごとの丁寧なご意見と感想をいただいております。頂いたご意見と感想を来年度の学校運営に活かしていきたいと考えております。来年度4月の職員会議後に学校経営方針をHPにアップしますので御覧ください。また、今年度の学校評価の基となりました生徒・保護者教育活動アンケート結果を2月の学校だよりでお知らせしましたので合わせてご覧いただけるとありがたく存じます。
 1月には1年生スキー移動教室と2年生都内校外学習に校長が同行しました。スキー移動教室では、2泊3日を通じてのスキー実習と宿舎生活を見る中で、仲間と一緒に成長することのできる1学年集団であることを実感することができました。都内校外学習では教員がそばにいなくても、自分たちでルールを作りマナーよく行動することで、お互いに気持ちがよく楽しく過ごすことのできる2学年集団であることを実感することができました。朝礼で3年生には、後輩たちは着実に君たちの背中を見て成長している。安心して後を任せ、自分たちの受験に集中してほしいと話しました。いよいよ今月は私立・都立ともに一般受験本番です。3年生には全力で受験に臨んでほしいと思っています。

令和6年1月
校長 土屋敏彦

「新年を迎えて」
 能登半島大地震、羽田空港での航空機事故と新年早々大きな災害のニュースが飛び込んできました。被災された方々に心よりお悔やみを申し上げるとともに、一日も早い復興が行われることを心よりお祈り申し上げます。
 この2つの災害のニュースを視聴して、整然と列を作り配給の順番をまつ方々、車が使えずバケツリレーで物資を届ける方々、外には炎が見え機内には煙が立ち込める中冷静に対応する乗務員とお客様など、日頃からの心構えと訓練、周囲の人々への配慮がいかに大切であるかを教わりました。この災害を自分たちのことと考えこれからは行動していきたいものだと強く思いました。
 始業式では、4月に小山中に特別支援学級知的固定級が開設されること。そのためにはいつもどおりの仲間を大切にできる自然体の皆さんでいてほしいこと。ウクライナ・ロシア戦争、イスラエル・パレスチナ戦争にふれ、戦争は絶対に行ってはいけないこと。日本の平和が続くように戦争のない世界が実現するように、平和な日本にいるからこそ考え議論してほしいことを話しました。770名の生徒がいつも通りしっかりと人の話を聞いていました。あらためて純真な小山中の生徒に感心させられました。
 3学期は50日程度しか登校日がありません。あっという間に4月を迎えることになります。来年度の準備をする0学期だと思い。学校生活を送って欲しいものです。

令和5年11月
校長 土屋敏彦

「新人大会について」
 期末試験期間中ではありますが新人大会も真っ只中です。今年度もいくつもの部活動で都大会進出を決めてきました。都大会に出場するためには試合に勝ったり、優秀な成績や成果を見せなくてはなりません。そこには必ず相手との勝ち負けがついてきてしまいます。そこで陥りやすいのが、都大会出場に重きを置きすぎ勝負にこだわりすぎてしまうことであり、一番大切である『部活動内でのよい変化』を見落としてしまうことです。3年生引退後、新体制になったときのチームと新人大会を終えた今のチームとでは、どんなよい変化があるのか振り返ってみてはいかがでしょうか。また今、新人大会中によい変化を感じとることができたのなら、勝負は別として間違えなく成果のあった新人大会と言ってよいと思います。小さいことでもかまいません。チーム内で「試合中、お互いに声をかけることが多くなった」「集中が長く続くようになった」「連携技術が上がった」など、自分たちの『よい変化』や『練習の成果』を確認するよい時期です。そして、そのよい変化を『もっとよい変化』につなげられるようにチームで頑張ってください。新人大会をいくつか応援に行かせてもらい、たくさんのよい変化を見られて大変うれしく思っています。また、各部活動から『もっとよい変化』につながる大きな可能性を感じています。ありがとうございます。

令和5年10月
校長 土屋敏彦

「修学旅行&合唱コンクール」
 9月28日(木)より、3日間奈良京都への修学旅行に行ってきました。旅行前は台風の心配ばかりをしていましたが、行ってみれば3日間とも天候に恵まれ気持ちよく過ごせる修学旅行となりました。旅行中、3年生はマナーよく品よく過ごしていました。出発の朝、3年生に話した『仲間とよい思い出をつくるとともに、先生方ともよい思い出をつくてほしい』も、しっかり実行してくれたと思っています。ロビーのソファーで生徒と先生がゆったりとした時間を過ごしたり、クラスで先生の誕生日をお祝いしてくれたり、生徒と先生でボイスパーカッションを披露したりなど嬉しい場面をたくさん見ることができました。実行委員が中心となり、自分たちの手で修学旅行を成功させようというしっかりした考えのもと、全員が過ごしやすい思い出に残る修学旅行になったと思います。こんな修学旅行を引率できて幸せな気持ちになりました。ありがとうございます。
 合唱コンクールの練習を聴きに各フロアを歩いていると、3年生のクラスに1年生のクラスが練習を見に来ているところに数件であわせました。そこには緊張しながら3年生の前で合唱する1年生と優しく余裕のある表情で1年生に合唱を聴かせる3年生がいました。どのクラスでも合唱を披露し合ったあとに3年生の実行委員が1年生に話す場面がありましたが、その様子が優しさにあふれ心温まるものばかりでした。アドバイスというよりは3年生自身が練習で心がけていることや自身が1年生のときを振り返っての言葉であったように思います。すべての言葉のなかに1年生に対する優しさが詰まっていることが伝わってきました。学年を超えて練習での交流ができ温かい時間をお互いにつくることができる小山中の合唱コンクールが成功しないわけがありません。ご期待ください。

令和5年8.9月
校長 土屋敏彦

「2学期の始まりです」
 この夏も小山小学校のきょうみランドと小山中央小学校のサマースクールで、本校生徒が補助ボランティアとして活躍しました。毎年、有志という形でボランティアを募りますが、今年は総勢84名もの生徒がボランティアに参加しました。どの体験コーナーでも丁寧に小学生に接している本校生徒の様子を見られて大変うれしく思いました。両小学校の校長先生からも「毎年、立派に成長した中学生が小学生の面倒を見に来てくれることを楽しみにしている。」「中学生が来てくださり大変助かっている。」など、お褒めの言葉をいただきました。
 今年の夏休み中は熱中症警戒アラートが何度も発令され、校舎外で活動する部活動にとっては何度も活動が制限される夏休みでした。それでも体調を維持し、大会に向け技術と体力を備えられたことは、生徒の日ごろからの体調管理と顧問の詳細な部活動管理のおかげと思っています。全ての部活動において、生徒と顧問の信頼関係が築かれ、安全に注意しつつも夢中になり活動できる小山中学校の部活動を支えてくださっている全ての皆さんに深く感謝いたします。新人大会がすでに始まっている部活動もあります。この夏の成果が存分に発揮できることを期待しています。
 夏休み明け「学校に行きたくないな〜」「学校やだな〜」「なんとなくいやだな〜」などと思うことが大人でもよくあります。小山中でもかなりの人数の生徒が同じ気持ちを抱いていることでしょう。こう思うのは、自宅でのゆったり生活に慣れ心身を緩められた(リフレッシュした)成果です。心身の充電は十分できていますので、「いきたくないな〜 = しっかりリフレッシュできている」と思い、登校してほしいと思っています。夏休み明け、生徒と先生、お互い無理せず、でも少しだけ頑張って2学期を始めてくれたら嬉しいものです。

令和5年6月
校長 土屋敏彦

「体育大会終了&選手権大会真っ只中」
 6月6日(火)に体育大会を実施することができました。当日は薄曇りが続き心地の良い気温の中熱戦が繰り広げられました。特に3年生大ムカデでは、開始前に3年生体育委員と1.2年生体育委員とのエール交換があり、団結してクラス・学年を盛り上げる良い伝統が後輩たちへと引き継がれました。競技においても3年生全員の背中で後輩たちに語り、小山中の体育大会の全てが引き継がれたことを感じました。どんな言葉がけよりも必死に競技する姿を見せることのほうが訴えかける力があることを感じさせられる大ムカデでありました。来年度、後輩たちがどんな体育大会をつくり上げるのかが楽しみです。
 部活動では、運動部は選手権大会の真っ只中にいます。全国大会まで継っている大会でどこまで勝ち上がることができるのか2年間の練習の成果が試されます。昨年度は卓球と陸上競技の個人種目で都大会出場まで果しています。今年もいずれかの部活動で都大会出場を果たして欲しいものです。でき得れば都大会上位を目指す部活動があることを期待しています。

令和5年5月
校長 土屋敏彦

「体育大会にむけて」
 5月19日(金)に中間考査が終了し、22日(月)より体育大会に向けての練習が本格化してきました。毎時間、校庭からは各クラスの元気な応援と気持ちと動きを合わせるための大きな掛け声が聞こえてきています。この声が聞こえてくると体育大会が近づいてきたことを実感します。職員室にいる担任の中には、居ても立っても居られないで校庭に出て応援をしたり写真を撮ったりする者もいます。毎年のことですが、学校内において中学生の活発さを一番感じられる時期でもあります。
 さて、今年は新型コロナウィルスの感染状況が下火になってきたこともあり、種目の制限も応援の制限もなしに体育大会を実施いたします。観客に関しても、狭い校庭ではありますが人数制限を設けずに観戦をしていただこうと考えています。個人種目は一切行わず、生徒は3〜4競技の団体種目に参加することになります。保護者の皆様には、お忙しい中とは存じますが、ご観戦いただけるようお願い申し上げます。

令和5年4月
校長 土屋敏彦

「令和5年度が始まりました」
 4月7日(金)に249名の新入生を迎え、生徒数770名で令和5年度小山中学校はスタートしました。本年度は5月8日から新型コロナウィルスが感染症5類に引き下げられることがあります。感染予防対策を講じながらではありますが、学習、生活、行事等においてコロナ禍以前の状態に戻していくことが多くなると思います。保護者の皆様には案内を差し上げますので、授業参観、行事、講演会などの機会に小山中学校へお運びいただきますようお願い申し上げます。
 また、今年度より小山中学校では学習の基礎・基本の習得に力を入れようと考えております。その取組として、週3回の家庭学習ノートを実施いたします。これは、授業のある日は必ず大学ノート1ページは自学自習をするというものです。その日にあった授業で5教科の授業の中から自分で復習したい教科を考え家庭学習ノートを使って実施するというものです。授業で仲間と思考力・判断力・表現力を向上させるのと並行して、家庭学習ノートで教科の基礎・基本となる部分を身に着けて行ってほしいと考えています。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

令和5年3月
校長 土屋敏彦

「年度の締めくくりの月です」
 3月6日(月)生徒会朝礼がありました。生徒会長、各専門委員会委員長、生徒会本部役員より、全校に向けてオンラインでの話をしました。どの話においても、残り数回の委員会活動への協力と後期活動への協力を感謝する話がありました。この1年間の生徒会活動を振り返ってみると、各専門委員会の活動が一般生徒の生活の中に溶け込み、学校生活をしっかり支えていることを感じます。現在の小山中を維持している大きな力の一つとして、生徒会活動があると言い切れます。積極的に委員会に立候補をして、その活動で小山中をよりよくしようと活動している生徒と、その活動を受入れ支えている生徒とのバランスがとてもよく感じます。残り数日の生徒会活動、委員会活動をしっかり締めくくり、4月からの新たな活動につなげていってほしいと思います。活発な生徒会活動が小山中の伝統の一つになっています。

令和5年2月
校長 土屋敏彦

「2年生鎌倉校外学習」
2月10日(金)2年生と一緒に鎌倉校外学習に出かけてきました。当日はあいにくの雪模様。電車の遅れなども心配をしましたが予定通り実施することとしました。ただし、雪により帰りの電車の遅れも考えられるため、午前中の早い時点で班行動を30分早めることとしました。急な決定にもかかわらず、全班少しずつ見学時間や見学場所を削って行動時間を早めることができました。冷静かつ和やかに対応できる2年生でした。また、班行動中は大きな事故もなく過ごすことができました。はぐれてしまったり、チェック時間に遅れたりすることは若干ありましたが、その都度、班長を中心に冷静に対処ができていたように思います。来年度の「京都1日班行動」が楽しみに思えてきました。出発前、先生方には先回りをした指導を意識しつつ、先生方も鎌倉引率を楽しんで欲しい旨を伝えましたが、外のチェックポイントで2時間近く待機することが多く、雪の中体が芯から冷えてしまう様子でした。2年生並びに先生方大変お疲れさまでした。大成功の鎌倉校外学習でした。

令和5年1月
校長 土屋敏彦

「1年生スキー移動教室」
1月22日(日)〜24日(火)、1年生は長野県白樺湖にスキー移動教室に来ています。雪は例年より少なめですが、スキー場は全面滑走が可能です。生徒は自身の技術に合わせA班〜F16班の全27班に分けてスキー実習を行っています。宿舎内ではロビーや広間で生徒と教員が一緒にカードゲームを楽しんでいる姿もありました。日ごろから培ってきた信頼関係があるからこその様子だと見て取れました。3日間でスキーを自身のレベルに合わせて向上させ、教員ともよい思い出を作って欲しいと思っています。

令和4年11月
校長 土屋敏彦

「地域活動参加と新型コロナウィルス感染症について」
 11月20日(日)9:00〜12:00 小山スポーツ広場においてスポーツイベントが開催されました。地域の小学生向けにミニサッカーやゲートボールなどのブースが用意され、いろいろなスポーツを体験し親しむことができるイベントでした。本校からは、日ごろから小山スポーツ広場を使用させていただいているサッカー部の生徒たちが、各ブースの係員として参加させていただきました。周りの大人の方々に支えていただきながらの係員でしたが、地域のために小山中学校の生徒がしっかり役に立つことができうれしく思いました。
 新型コロナウィルスの第8波がやってきているようです。残念ながら、本校でも濃厚接触者や陽性者の連絡が10月より増えてきています。マスクの着用、教室の換気、手洗い、手指の消毒、黙食など。本校では、今まで通りの感染症対策を粛々と行っていきます。ご理解と協力のほどよろしくお願いいたします。

令和4年10月
校長 土屋敏彦

「修学旅行」
 3年生と修学旅行(9月13日〜15日)に行ってきました。1日目は奈良の法隆寺と東大寺見学。2日目は京都市内、バス、電車での班行動。3日目は京都市内タクシーでの班行動を実施しました。予定した見学地にいけなかったり、到着予定時間に遅れるなど、少しの思いがけない出来事はありましたが、そのたびに班長さんが中心となり次の行動のための好判断をしてくれました。先生方も少しの出来事は予想をしていましたが、生徒の皆さんの適切な対応に安心して報告を聞いていました。宿においても、コロナ禍の折、「マスクを外した時はおしゃべりなし」の約束をしっかり守り、修学旅行中に新型コロナウィルスの感染者を出すことなく終わることができました。さすがは3年生と思える修学旅行でした。

令和 4年 9月
校長 土屋敏彦

「2学期が始まりました」

始業式を8月30日(火)に行い、少しだけ早い2学期が始まっています。夏休みを振り返りますと三者面談に始まり、小山中央小サマースクール、小山小きょうみランド、小学生部活動見学、夏季選手権大会都大会、吹奏楽コンクール都大会、各部活動夏季練習など、それぞれの場所で生徒と教員が一緒になって活動する場面が多くみられうれしく思っています。お陰様で大きな事故もなく夏季休業を終了することができました。日頃より、保護者の皆様から本校教育活動にご理解とご協力をいただいている賜物だと考えています。ありがとうございます。
 さて、夏季休業中にSNSでのトラブルが一件ありました。相手の許可なく個人情報をSNSに配信してしまったということでした。日頃からも、夏季休業に入る前もSNS使用についての注意は何度も行ってきましたが残念なことでした。道具を使うとき正しい使い方をしないと自分が傷ついたり、他人を傷つけてしまうことがあります。SNS上で間違った使い方をしてしまったとき、その情報は不特定多数の人に伝わってしまうことが多々あります。個人情報を配信されてしまった人は、深く傷つくことになります。便利で快適に情報交換ができるSNSだからこそ、使う人の良心が大切なのだと思います。これからも正しい使い方を生徒と一緒に考えていきたいと思います。

令和 4年 6月
校長 土屋敏彦

「1勝することは、すごいことです」

運動部において、中学校体育連盟夏季選手権大会が始まっています。勝ち上がれば全国大会につながる大会です。3年間続けてきたそれぞれの競技において、培った体力と技を遺憾なく発揮してほしいと思います。そして負ければ3年生は引退となる大会でもあります。負けは悔しいことですが、負けを知らずにこの大会を終了する学校は、それぞれの競技において1校しかありません。全国大会優勝を果たした学校のみです。地方大会1回戦で、全国の約半数のチームが引退となります。2回戦で全国の約75%、3回戦で約87.5%のチームが引退します。小山中のチームが、試合の駒を進めるたびに相手のチームが引退となります。全ての1勝にはその陰にいる負けたチームの重みが加わります。個人競技でも同様のことが言えます。勝ち上がった小山中の皆さん、負けた相手の悔し涙も自分たちが背負っていることを自覚して次の試合に臨んでください。それはきっと皆さんの力になるはずです。すでに負けて引退が決定した皆さん、皆さんが流した涙は、相手の生徒たちが背負って次の試合に臨んでくれます。負けての引退は競技への気持ちを引きずるものですが、早く気持ちを切り替えて学習や新しい挑戦に臨んでほしいと思います。1、2年生の皆さんは、3年生が引退するまでの姿を目に焼き付け、自分たちが、すがすがしい引退を迎えるにはどうしたらよいのかをイメージしてこれからの練習に励んでください。
 保護者の皆様、地域の皆様、日頃より本校の部活動にご理解とご協力をいただきありがとうございます。各部活動の選手権大会が始まっています。会場にお越しいただき応援していただくことは生徒にとって嬉しく励みになることですが、コロナ禍の折、競技によっては観戦をお控え願う場合があります。会場へお越しいただく際には、お子様を通じ、顧問に観戦の可否の確認をお願いいたします。

令和 4年 4月
校長 土屋敏彦

小山中学校校長に着任しました、土屋敏彦と申します。よろしくお願いいたします。
 新型コロナウィルスオミクロン株の猛威から始まった令和4年、3月に入り感染者数が少し落ち着き、まん延防止重点措置が解除されたと思ったところ、BA2株の拡大が心配されるようになってしまいました。そんな中で令和4年度の始業式が始まりました。学校内での感染拡大には十分注意をしなければなりませんが、反面、通常の教育活動を取り戻せるよう努力もしていかなければなりません。生徒たちには常に不自由な思いをさせて申し訳ないきもちでいっぱいです。しかし、感染拡大によって学級や学年が休業になることは、できれば避けたいと考えています。マスクの着用、手洗い、密を避ける、黙食、体調がすぐれないときには登校を見合わせるなど、これからも引き続きご協力をお願いいたします。
 さて、生徒に向けて、始業式にも話をさせていただきましたが、私が理想とする学校は、温かい穏やかな雰囲気の学校です。優しい穏やかな会話が聞かれ、生徒と先生方の笑顔が絶えない学校がり理想です。「温かい」「穏やか」という二つの言葉を心にとめてもらい生徒にも先生方にも小山中学校で過ごして欲しいと考えています。コミュニケーションをとるための大切な道具である言葉には、大きな力が秘められています。「言霊」(発した言葉に宿る不思議な力)という言葉があるくらいです。相手の気持ちを考えて、思いを込めて言葉を伝えれば、相手に自分の思いが届くということだと思います。誰かを真剣に励ませば、その言葉を力に歩み出す人もいる。優しい言葉をかければ、傷ついている心が癒されるなど・・・。
 ぜひ、温かい穏やかな言葉がけがあふれる小山中学校を作っていって欲しいと思います。