授業を覗いてきました 5年生
- 公開日
- 2021/02/04
- 更新日
- 2021/02/04
校長室より
6校時に、5年生の算数を覗いてみました。黒板には「ある町に2人の医者がいる。2人の手術の成功率は、Aは60%、Bは80%である。現在、町人は全てAの医者を選ぶという。その理由とは何か」という問いが掲示されています。
子供たちは、「想像力のスイッチ」を入れて、何が隠れているのかを考えました。そう問いの百分率の文の中には、もとになる量と比べられる量が書かれてないのです。
子供たちからは、Aは200回も手術をしていて、Bが100回しか手術をしていなかったとしたら成功数はAの方が多くなる、との意見が出されました。
さらには、Aは成長著しく最初の頃は失敗が続いたが、今は60回連続成功。Bは昔は良かったが、今は20回連続失敗。などの意見も出てきました。さすがです。
人は行動を決めるとき、データを基にします。しかし、そのデータの見取り方を誤ると、人生の失敗につながってしまう…。算数とは、人生につながるなど身近なものなんだと実感した授業でした。