6年生運動会表現「パンタレイ:万物流転」のめざしたもの
- 公開日
- 2024/10/09
- 更新日
- 2024/10/09
楽しい学校
6年生の運動会表現ダンスについて、うれしいご感想を保護者の方からいただいたので、ご紹介します。
「6年生の表現良かったです。決められたものを教えられてやるのではなく、子供達が主体でやっていて、意外にも 年頃特有の照れでふざける事もなく、みな楽しそうにやっていたのが印象的でした。大人主体ではなく、子供達主体の表現でした。これからの子供たちに求められてることを体験出来ていたようで、素晴らしい経験をありがとうございました。」
6年生の運動会表現ダンスは、「Panta Rhei(パンタ レイ):万物流転~遊ぶように廻ってはみ出る細胞ワールド~」という、運動会ではいまだかつてないテーマの表現でした。
ご協力くださったのは、プロの振付家でありダンサーである鈴木春香さん、そしてアシスタントチームとして、石川朝日さん(俳優)、岡﨑彩音さん(ダンサー)、泊舞々さん(ダンサー)。プロジェクトは、特定非営利活動法人「芸術家と子供たち」によるパフォーマンスキッズ・トーキョー。
プロの現代アーティストとともに10日間のワークショップを行い、子どもたちが主役のオリジナルの舞台作品をつくりあげるプロジェクトです。そしてい小山田南小では運動会本番を子供たちの発表の場として選択しました。
6年生は最高学年として、教員が作った振付を覚えて披露するのではなく、子供たちが主体となって動きを作り、子供一人一人の良さや違いを認め合って、創造していくことの楽しさを感じあうということを目指しました。従来の運動会の発表とは違う6年生にしかできない表現。小山田南小の子供たちの想像力&創造力とプロの現代アーティストのコラボレーション。みんなのアイデアを結集し、昇華し、作り上げた芸術は、子供たちの未来にきっと繋がっていくだろうと信じています。
振付家・ダンサーの鈴木春香さんからのメッセージ
様々な動きのテーマに対し、素直で柔軟にどんどん変化する身体を見せてくれたみんな。そんな姿からパンタレイと細胞をテーマにみんなで創作を行いました。
『全てのものは流れている』、時間の流れのように私たちは日々様々な変化を繰り返しながら戻ることなく生きている。身体は止まっていても、その中で細胞や器官がチームワークをもって動き続け、流れ続けている。6年生という時を共に過ごしているみんなを細胞の集合体に見立て、増えたり変形したり同調したりと、日常では意識しない小さな働きに光を当てて短い時間の変化を紡ぎました。各チームが実際の細胞の写真をもとに作り上げたオリジナルダンスにも是非ご注目ください。