学校日記

12月の木曽中学校②SOSの出し方

公開日
2025/12/24
更新日
2025/12/24

お知らせ



12月の木曽中学校では、3年生を対象にスクールカウンセラーの先生による「困ったとき、どうする?〜SOSを出す練習〜」を行いました。


進路や人間関係など、不安や悩みを抱えやすい時期だからこそ、「困ったときにどう行動するか」を事前に考えておくことを伝えました。

講義では、困りごとは人それぞれであり、感じ方も違うこと、そしてSOSの出し方にも正解は一つではないことを確認しました

直接話すことが難しい場合には、メモやスマートフォンを使う、友だちを通して伝えるなど、自分に合った方法を選んでよいということも共有しました。

また、SOSは特別なときだけに出すものではなく、早めに声を上げることで心が軽くなり、その後の学校生活に前向きに向き合いやすくなることについても話をしました。

また、講義の中では、

「SOSを出して後悔したことはありますか?」

という問いかけも行いました。多くの場合、相談したことで状況が悪くなるよりも、気持ちが整理され、安心感につながることが多いという話をしました。

そのうえで、今のうちから相談できる人を3人決めておくことを勧めました。相手は家族、先生、友だちなどさまざまです。複数の相談先を持っておくことで、SOSは出しやすくなります。

さらに、話すだけでも心がスッキリし、勉強や遊びに集中しやすくなること、そしてSOSは決して迷惑ではないということを確認しました。

相談する際には、

「話を聞いてくれたらうれしい」

「今、私は悲しい気持ちなんです」

など、主語を「私」にするアイ・メッセージを使う方法も紹介しました。

日頃から「相談するための準備」をしておくことが、自分自身を守ることにつながります。