📰サポートルーム 小集団授業「協力!新聞紙タワー」を実施しました!
- 公開日
- 2025/06/12
- 更新日
- 2025/06/12
サポートルーム
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5月第4週、サポートルームでは小集団活動として【協力!新聞紙タワー】に挑戦しました。
今回のテーマは「話を聞くことの大切さを体験的に学ぶ」こと。
先生の話だけでなく、仲間の声にも耳を傾け、チームで協力しながら新聞紙だけで高いタワーを作るというユニークな活動を通して、コミュニケーションや協力の力を育みました。
🎯 授業の目標
授業の冒頭には「話を聞くってどういうこと?」「話を聞いているって、どうやって伝えるの?」という問いかけから始まりました。
そのうえで、生徒たちは以下の目標を意識して取り組みました。
✅ 先生の指示をよく聞く
✅ 友達の話を受け入れ、話し合う
✅ 協力して活動に取り組む
📝 自分の“聞き方”を見直すチェックシート
活動の導入では「話の聞き方チェックシート」に取り組みました。
「話し手に体を向ける」
「相づちを打つ」
「表情を意識する」
など、話の聞き方について〇・△・×で自己評価し、このあとの活動で意識してがんばる項目をひとつ選びました。
「姿勢を正して聞く」「相手の話を最後まで聞く」など、それぞれが自分の課題に向き合う姿が印象的でした。
🏗️ チームで挑戦!新聞紙タワーづくり
活動の流れ
個人ワーク(3分)
どんな形なら高く立てられそうか、自分のアイデアをホワイトボードにメモ。
作戦会議(7分)
チームで話し合い、「どの形にするか?」「役割分担は?」などを相談。
タワーづくり(10分)
新聞紙9枚とテープを使って、できるだけ高く立つタワーを作りました。
新聞紙だけを使って高さを競う中で、「丸めたほうが安定するかも?」「底は広げて支えた方がいい」など、実験と発想が飛び交う空間となりました。
👀 小集団の中で見られた素敵な姿
・男子2人に女子1人というチームでも、互いに声を掛け合いながら落ち着いて作業。高さは約0.5m!
・あるグループでは1.4mのタワーを完成。作戦会議で「柱ができないかも…」と時間配分を意識するアドバイスをしたり、静かに分業して作業を進める姿が見られました。
・別の生徒は、「床にテープで固定してもいいのか?」とルールを確認する質問をしながら、周囲とコミュニケーションをとりつつ役割を果たしていました。
・リーダーシップを発揮した生徒は、「自分の意見を先輩に伝える→先輩にも役割を与える→全体をまとめる」という流れで、見事188cmの新聞タワーを完成!
・作業中は多くを語らないけれど、表情はにこやかで、同級生と笑顔で楽しんで取り組む生徒の姿もありました。
・後輩に対して優しく声をかけたり、作業の途中で雰囲気が沈みかけた時に緩衝材のように場を和ませる生徒の存在も印象的でした。
・「号令かけ役」を誰もやらないときに手を挙げて引き受けたり、「ゴミを片付けよう」と言葉に出せる生徒など、チームを下支えする姿もたくさん見られました。
✏️ 活動後のふりかえり
活動の最後には振り返りシートに記入し、自分の行動を見つめ直しました。
・指示は聞けたか?
・友達と協力できたか?
・自分の「がんばりたい項目」は意識できたか?
「チームで作ると楽しい」「人の話を聞くのってむずかしいけど大事」など、体験を通じた“気づき”が多く寄せられました。
🌟 おわりに
新聞紙というシンプルな素材を使ったこの活動には、たくさんの学びと人とのつながりが詰まっていました。
生徒たちは話を聞くことの大切さを体感し、仲間と協力しながら高く積み上げる“心のタワー”も築いてくれました。
今後もサポートルームでは、こうした実感のある学びを大切にしながら、生徒一人ひとりの成長を支えていきます。