今日の給食1月26日
- 公開日
- 2022/01/26
- 更新日
- 2022/01/26
今日の給食
今日は、昭和20年代後半、今からおよそ70年前にタイムスリップします。
献立は、コッペパン、クジラの竜田揚げ、千切りキャベツ、きのこミルクスープ、牛乳です。
今日の相原の食材は、吉川さんちのキャベツです。
今日は、クイズを出しながら、給食の歴史を紹介します。
それでは、第1問。
★明治22年に山形県のお寺から始まって、全国的に広まった学校給食でしたが、
あることがきっかけで、給食をつくることができなくなってしまいました。
そのあることとは、次のうちどれでしょう。
1) 戦争 2) 台風 3) 地震
正解は、1)の「戦争」です。
戦争がきっかけで、学校給食もつくることができなくなってしまいました。
戦争が終わると、昭和20年頃から、再び給食が始まりました。
しかし、日本のあらゆる地域が、焼け野原になってしまったので、食べ物は十分にありません。
それでは、ここで第2問目のクイズです。○か×で答えてください。
★戦争の後、食べ物が十分になかったのに給食がつくれるようになったのは、外国から食べ物が送られてきたからである。○でしょうか、×でしょうか。
正解は、○です。
みなさんは、ユニセフ募金をしましたか?当時、そのユニセフから、「脱脂(だっし)粉乳(ふんにゅう)」という粉のミルクが贈られました。
お湯に溶かして飲みます。決しておいしいものではなかったようですが、子供たちの重要な栄養源になりました。
それから、ユニセフから贈られた脱脂粉乳の他に、アメリカからは、小麦粉が
贈られました。お米が足りなかったので、その小麦粉を使ってコッペパンをつくり、給食にしました。
こうして、多くの人々に支えられて、戦争の後も、子供たちが給食を食べることができたのです。
それから、この頃、値段が安かったクジラの肉を使ったおかずも付くようになりました。クジラのお肉を初めて食べる・・・という人もいると思います。現在では、貴重なお肉です。少し固いお肉ですが、よく噛んで、味わって食べましょう。