上級校訪問を行いました
- 公開日
- 2026/09/17
- 更新日
- 2026/09/17
サポートルーム
~「本人に合う進路」を考えるために~
夏季休業中、サポートルームでは進路支援の一環として、教員が複数の上級校を訪問しました。
各校の学び方や支援体制を実際に確認し、その内容を整理して保護者進路学習会でも共有しました。
今回は、こうした取組を通して見えてきた、進路選択で大切にしたい視点をご紹介します。
高校を「知る」ために、教員が実際に訪問しました
今回訪問したのは、東京都立総合工科高等学校、あずさ第一高等学校、東京都立深沢高等学校、星槎学園 北斗校の4校です。
それぞれ、専門分野を実習中心に学ぶ学校、登校日数や学習スタイルを選べる通信制高校、全日制で柔軟な学習環境を整えている学校、少人数・習熟度別授業や心理面の支援を行う学校など、異なる特色がありました。
サポートルームでは、学校の特色だけでなく、
「進学した後、どのように学ぶのか」
「困ったときに、どのような支援を受けられるのか」
という視点を大切にしています。
今回の訪問でも、授業の進め方、登校の仕方、学び直し、相談体制、中学校からの支援の引継ぎなどについて確認しました。
上級校訪問から見えてきた「5つの視点」
4校を訪問して改めて感じたのは、進路選択では「どの学校に入れるか」だけでは決められないということです。
進路を考える際には、次の5つの視点が大切です。
① 成績だけで学校を選ばない
本人が何に興味をもち、どのような活動なら力を発揮しやすいのかも、大切な進路選択の材料です。
ものづくりや実習で力を発揮する生徒もいれば、少人数の環境や自分のペースで学ぶことで力を発揮しやすい生徒もいます。
② 「入れるか」と同時に「通えるか」を考える
登校時間や登校日数、通学時間などは、学校生活を続けていくうえで重要です。
「合格できそうか」だけでなく、「この生活を続けられそうか」という視点でも学校を見ていくことが大切です。
③ 学び直しや学習支援を確認する
中学校までの学習に不安がある場合には、
- 基礎から学び直せるか
- 少人数や習熟度別の授業があるか
- 補習や個別のフォローがあるか
といった点も確認しておきたいポイントです。
今回訪問した学校でも、学び直しや少人数指導、補習など、それぞれ異なる方法で学習を支える取組が確認できました。
④ 中学校で有効だった支援を高校へつなぐ
進学によって、それまで必要だった支援がなくなるわけではありません。
中学校で、
「どのような環境なら安心して取り組めたか」
「どのような声かけや支援が有効だったか」
を整理し、学校生活支援シートなどを活用しながら進学先へ伝えていくことも大切です。
訪問先からも、中学校からの情報提供や支援の引継ぎの重要性について説明がありました。
⑤ 最後は、本人が実際に学校を見る
ホームページやパンフレットで分かることには限りがあります。
学校説明会、体験入学、文化祭、個別相談などに実際に参加し、
「ここなら通えそう」
「この学校で学んでみたい」
と本人自身が感じられるかを確かめることが重要です。
訪問した情報を、保護者の皆様へ
上級校訪問で得た情報は、8月に実施した保護者進路学習会でも共有しました。
その時の記事はこちら↓
保護者進路学習会を行いました
南成瀬中サポートルームでは、
上級校を訪問する
→ 情報を整理する
→ 生徒・保護者へ伝える
→ 本人に合った進路を一緒に考える
という流れを大切にしています。
学校を紹介することだけが目的ではありません。
さまざまな選択肢を知ることで、本人や保護者が、
「自分にとって大切な条件は何だろう」
と考えるための材料を増やしていくことを目指しています。
中学3年生の皆さんへ
進路を考える時期になると、どうしても偏差値や合格可能性に目が向きやすくなります。
しかし、高校生活は入学して終わりではありません。
その後の学校生活や進学・就職まで考えると、自分と学校との相性はとても大切です。
気になる学校が見つかったら、ぜひ学校説明会や体験入学、個別相談などに参加してみてください。
そして、
「ここなら通えそうか」
「自分のやりたいことができそうか」
「困ったときに相談できそうか」
を、保護者の方と一緒に考えてみてください。
サポートルームでも一緒に考えていきます
サポートルームでは日頃から、自分の得意なことや苦手なこと、取り組みやすい方法、困ったときに必要な支援などについて考える学習を行っています。
こうした自己理解も、進路選択につながる大切な力です。
今後も、本人・保護者・在籍学級の教員と連携しながら、一人一人が自分に合った進路について考え、納得して次の一歩を選択できるよう支援していきます。