サポートルーム小集団学習「ゲームとの上手な付き合い方」を考えました
- 公開日
- 2026/07/13
- 更新日
- 2026/07/13
サポートルーム
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サポートルームでは、小集団学習として「ゲームとの上手な付き合い方」について考えました。
今回の学習では、ゲームを一方的に悪いものとして捉えるのではなく、自分の利用状況を振り返り、生活とのバランスを保つための方法を一人ひとりが考えることを大切にしました。
今回の学習のねらい
今回のめあては、自分に合ったゲーム利用のルールを考えることです。
ゲームには、楽しい、気分転換になる、友達とつながれる、考える力や反応する力を使えるなどのよさがあります。
一方で、長時間続けることで、睡眠時間が短くなる、宿題や生活上の用事が後回しになる、目が疲れる、家族や友達との関わりが減るなど、生活に影響が出る場合もあります。
そこで、ゲームを「する・しない」だけで判断せず、自分で時間や行動を調整することについて考えました。
自分のゲーム利用を振り返る
はじめに、ゲームの利用に関する自己チェックに取り組みました。
「予定より長く続けることがあるか」「勉強や睡眠に影響することがあるか」などの項目を確認し、自分の生活を振り返りました。
このチェックは、診断や生徒同士の比較をするためのものではありません。自分の現在の使い方に気付き、今後の生活を考えるための手がかりとして活用しました。
ゲームをあまりしない生徒も、スマートフォンや動画の使い方を振り返ったり、グループの助言者として考えたりしました。
メリットとデメリットの両方を考える
次に、教材動画を視聴し、ゲームのメリットとデメリットを個人で考えました。
生徒からは、メリットとして、
・楽しく過ごせる
・友達と一緒に遊べる
・気分転換になる
・考える力や瞬発力を使える
・ゲームを通して言葉や知識を覚えられる
などの意見が出ました。
デメリットとしては、
・寝る時間が遅くなる
・宿題や勉強が後回しになる
・長時間続けてしまう
・目や体が疲れる
・現実の友達との関わりが減る可能性がある
・課金やお金の使い方に注意が必要になる
などが挙げられました。
よい面と注意が必要な面の両方を考えることで、「ゲームは全て悪い」「ゲームなら何時間でもよい」という二つの考えに分けず、生活全体との関係を捉えることができました。
役割を決めて話し合う
グループワークでは、司会、記録、発表、計測の役割を決めました。
司会の生徒が「ほかに意見はありますか」と話を振ったり、計測の生徒が残り時間を伝えたりするなど、自分の役割を意識して活動する姿が見られました。
発言が少ない生徒も、記録や計測、発表などの役割を通して参加することができました。また、話合いではあまり発言しなかった生徒が、最後の発表では記録を見ながら簡潔に説明する姿もありました。
一方で、話題がそれたり、話合いが止まったりする場面もありました。その際には、指導者が問いを整理したり、話す順番を確認したりしながら、グループで考えをまとめられるよう支援しました。
自分に合ったルールを考える
話合いでは、ゲームと上手に付き合うための方法を考えました。
生徒からは、
・ゲームをする時間を決める
・宿題や必要なことを終えてから始める
・寝る時刻を優先する
・タイマーや利用時間の設定を使う
・課金について家族とルールを決める
・ゲーム機やスマートフォンを家族に預ける
・家族のいる場所でゲームをする
・絵を描く、外で遊ぶなど、別の楽しみを見つける
・自分だけで難しいときは、信頼できる大人に相談する
などの具体的な案が出ました。
大人が一方的に決めたルールではなく、本人が自分の生活を振り返り、「これならできそう」と思える方法を選ぶことを大切にしました。
活動中の生徒の様子
生徒たちは、ゲームの好きなところや困った経験について、自分の言葉で積極的に話していました。
自分のチェック結果を見て生活を振り返る姿や、「睡眠時間を確保したい」「やるべきことを終えてから遊びたい」と、今後の行動を具体的に考える姿が見られました。
また、友達の意見を聞いて、自分にはなかった方法に気付いたり、振り返りの内容が授業のねらいと合っているか自分で見直して書き直したりする姿もありました。
一部の実施回では保護者の方にも授業を見学していただきました。見学者がいる中でも、役割を引き受け、課題や発表に真剣に取り組む姿が見られました。
この活動で大切にしたこと
今回の学習では、チェックの点数を下げることや、ゲームを禁止することを目的としていません。
大切にしたのは、
・自分のゲーム利用の実態に気付くこと
・ゲームのよさと生活への影響を整理すること
・自分で実行できそうな方法を選ぶこと
・困ったときに周囲へ相談すること
です。
授業の中で適切な答えを考えられても、それをすぐに家庭や日常生活で実行できるとは限りません。サポートルームでは、一度の学習で行動の変化を求めるのではなく、繰り返し振り返りながら、自分で生活を調整する力につなげていきます。
日常生活につながる学び
ゲームやスマートフォンは、生徒にとって身近で楽しいものです。大切なのは、生活の全てをゲームに合わせるのではなく、睡眠、学習、人との関わり、ほかの楽しみとのバランスを考えることです。
今後もサポートルームでは、生徒自身の考えを尊重しながら、自分に合った方法で生活を整え、よりよい選択ができるよう支援していきます。