サポートルーム小集団学習「サインキャッチ王」で伝え方を工夫しました
- 公開日
- 2026/07/22
- 更新日
- 2026/07/22
サポートルーム
今回の学習では、次のことを大切にしました。
・表情や体の動きから、相手の意図を考えること
・相手に伝わる動きや表現を工夫すること
・ペアで相談し、役割を分担して取り組むこと
・分からないときや困ったときに、助けを求めること
・一度伝わらなくても、方法を変えて再挑戦すること
正解したり、多くの得点を取ったりすることだけが目的ではありません。相手をよく見ることや、自分の伝え方を調整することを通して、コミュニケーションの方法を広げることをねらいとしました。
言葉を使わないサインを練習しました
はじめに、「おしい」「少し違う」「助けてほしい」などの気持ちを、言葉を使わずに伝える「お助けジェスチャー」を練習しました。
普段の会話では、言葉だけでなく、表情、視線、体の向き、動きの大きさなども、相手の気持ちを理解する手掛かりになります。今回の活動では、こうした言葉以外の情報を意識して見ることから始めました。
ジェスチャーリレーに挑戦
続いて、並んだ生徒同士でジェスチャーを順番に伝える「ジェスチャーリレー」を行いました。
最初の人が見たお題を、声を出さず、動きだけで次の人へ伝えていきます。同じ動きを見ても、受け取り方によって別の意味として伝わることがあります。
生徒たちは、動きを大きくしたり、特徴的な部分を繰り返したりしながら、どのようにすれば相手に伝わりやすくなるかを考えていました。
ペアで四字熟語を表現しました
活動の後半では、ペアで相談しながら、四字熟語をジェスチャーで表現しました。
「喜怒哀楽」「連帯責任」「孤軍奮闘」「無理難題」など、そのまま動きにすることが難しいお題にも挑戦しました。
四字熟語の意味を表したイラストを手掛かりにしながら、
・二人の動きを組み合わせる
・表情を大きく変える
・人物や場面の役割を分担する
・身近な道具を使って状況を表す
など、ペアごとにさまざまな工夫が見られました。
活動中の生徒の様子
すぐに表現を思い付く生徒もいれば、どのような動きにすればよいか迷う生徒もいました。そのようなときには、イラストを見直したり、ペアで相談したり、教員の支援を受けたりしながら考えました。
一度の表現で伝わらなかった場合にも、途中でもう一度話し合い、動きや役割を変えて再挑戦する姿が見られました。
また、回答する側の生徒も、友達の表情や動きを最後までよく見て、何を伝えようとしているのかを考えていました。友達の発表に対して「分かりやすかった」「工夫が伝わった」と、よかった点を言葉で伝える場面もありました。
活動後には、「楽しかった」「もう一度やりたい」という感想も聞かれました。
この活動で大切にしたこと
今回の活動では、ジェスチャーが上手にできたかどうかだけでなく、次の過程を大切にしました。
・相手の様子をよく見る
・分からないことをそのままにしない
・必要なときに助けを求める
・ペアの意見を聞く
・役割を相談して決める
・伝わらなかった理由を考える
・表現を変えて、もう一度試す
四字熟語の意味を示すイラストを用意したことで、言葉だけでは場面を想像しにくい生徒も、動きや役割を考えやすくなりました。また、身近な物を使うことを認めたことで、自分に合った表現方法を選ぶ姿も見られました。
日常生活につながる学び
学校生活では、自分では分かりやすく伝えたつもりでも、相手にうまく伝わらないことがあります。また、相手の表情や反応から、「まだ伝わっていない」「少し困っている」と気付くことも大切です。
そのようなときに、
・もう一度伝える
・言い方や動きを変える
・相手に確認する
・分からないことを伝える
・周囲に助けを求める
といった方法を知っていることで、コミュニケーションを続けやすくなります。
今回の学習は、ジェスチャーを楽しむだけでなく、相手の立場を考えながら伝え方を調整する練習にもなりました。
今後の支援
今後は、「もう一回見せてほしい」「分からない」といった気持ちを、より分かりやすく伝えられるサインも取り入れていく予定です。
サポートルームでは、生徒が安心して自分を表現し、友達との関わりの中で、自分に合った伝え方や助けの求め方を身に付けられるよう、引き続き支援していきます。