サポートルーム小集団学習「夏の思い出ビンゴ~みんなの花火を打ち上げよう~」
- 公開日
- 2026/09/14
- 更新日
- 2026/09/14
サポートルーム
+1
サポートルームでは、2学期最初の小集団学習として「夏の思い出ビンゴ~みんなの花火を打ち上げよう~」に取り組みました。夏休みの出来事を友達や先生に質問したり、自分のことを伝えたりしながら会話を広げ、最後には2学期に意識したいことを花火カードに書いて、みんなで一つの掲示を完成させました。
今回の学習のねらい
今回の学習は、自立活動の「言語の受容と表出」に関する学習として行いました。
中心となるねらいは、
相手に質問すること
相手の話を最後まで聞くこと
自分のことを相手に伝えること
です。
さらに活動を振り返り、自分がこれから意識したいコミュニケーションの目標を考えることも大切にしました。
夏の思い出をきっかけに会話をスタート
まずは「夏といえば?」という問いからスタートしました。
「花火」「お祭り」「すいか」「海」など、夏から思い浮かぶものを出し合った後、「夏の思い出ビンゴ」に取り組みました。
生徒は教室内を移動し、
「花火を見ましたか?」
「お祭りに行きましたか?」
など、カードに書かれた内容を友達や先生に質問します。
当てはまったら相手の名前を書き、さらに、
「何が楽しかった?」
「誰と行ったの?」
などの「+1の質問」をして、会話をもう一歩広げました。
1~3年生の混合小集団で行い、人数に応じて16マス版と25マス版を使い分けました。
質問しやすくするための工夫
質問するときには、
- 相手を見る
- 最後まで話を聞く
- +1の質問をする
- 最後に「ありがとう」と伝える
ことを確認しました。
また、すぐに質問が思いつかない生徒には、スライドで質問例を示したり、教員が最初のやり取りを仲立ちしたりしました。
「最初から一人でできること」を求めるのではなく、必要な支援を受けながら会話を始め、少しずつ自分でやり取りできることを大切にしています。
活動の中で見られた生徒の姿
最初は少し照れたり、誰に話しかければよいか迷ったりする姿も見られました。
しかし、一度やり取りが始まると、その後は自分から次の相手を探して質問したり、積極的に複数の人へ話しかけたりする生徒もいました。
また、
- 相手の顔を見ながら質問する
- 相手の話に相づちを打ちながら聞く
- +1の質問で話題を広げる
- 普段あまり関わらない相手にも話しかける
といった姿も見られました。
ビンゴを完成させることだけでなく、「自分から聞いてみる」「相手の話を受け止める」経験を積むことが今回の活動の大切な部分です。
自分のコミュニケーションを振り返る
ビンゴの後には、
「自分のことを相手に伝えられたか」
「質問することができたか」
「2学期に意識したいことを考えられたか」
などを振り返りました。
ここでは、「できなかったから×」と評価することが目的ではありません。
自分は何ができたのか、次は何を少し意識してみたいのかに気付くことを大切にしています。
一人一人の目標を花火に
最後に、2学期に意識したいコミュニケーションの目標を花火カードに書きました。
生徒からは、
- 自分から友達に話しかける
- 自分からあいさつをする
- 相手の話を最後まで聞く
- 自分の気持ちを自分の言葉で伝える
- 分からないときには人に聞く
- 相談できるようになる
- 話題を広げる
など、それぞれに合った目標が出てきました。
書いた花火を一つの夜空に貼り、「みんなの花火」として掲示しました。
一つ一つの花火の色や形が違うように、目標も一人一人違います。
それぞれが自分に合った目標をもち、2学期の生活の中で少しずつ意識していけるよう支援していきます。
2学期も、日常の場面につなげていきます
今回の活動で大切にしたのは、ビンゴを完成させることそのものではありません。
質問する、話を聞く、自分のことを伝える、困ったときには人に聞く――。
こうした力は、サポートルームだけでなく、在籍学級や学校生活のさまざまな場面につながっていきます。
今後もサポートルームでは、生徒一人一人が自分のコミュニケーションの特徴を理解し、「次はこれをやってみよう」と思える小さな目標を積み重ねられるよう支援していきます。