今日の給食1月25日
- 公開日
- 2022/01/25
- 更新日
- 2022/01/25
今日の給食
昨日は、明治22年に、日本で最初の学校給食が始まったというお話をしました。
今日は、今から99年前、大正12年にタイムスリップします。
大正12年の献立は、五色ごはん、栄養みそ汁です。今日の給食のうち、当時は、五色ごはんと栄養みそ汁だけで、いかのつけ焼きと野菜のおかかあえはありません。もちろん、牛乳もありません。五色ごはんは、里芋が入った炊き込みごはんです。お米があまりなかった時代なので、お米を減らして、代わりにお芋を入れています。
栄養みそ汁は、おだんごが入った おみそ汁です。お腹にたまるように、お団子を入れたり、小麦粉を練ったものを入れたりしたのだそうです。
山形県の1つの学校から始まった給食が、34年後には日本中の小学校で給食を実施しようとすすめられるようになりました。この頃も、給食が、子供たちの健康や成長にとって、とても重要でした。
今日は、給食が始まった頃の時代に小学生だった方のお手紙を紹介します。
『4年生まで給食はなく、自分でお弁当をもっていくものでした。そして、5年生のときから、給食が始まりました。その給食は、嬉しいものでした。
お弁当をもっていったときのおかずは、冷たくてあまりおいしくなかったけれど、給食は温かくて嬉しい。
なんでも温かかったから、おいしい。みんなと食べると、おいしい。
けれど、具材が大きくて食べにくいこともありました。キャベツも大きいし、大根も大きい。なぜなら、雑じゃないと、給食の時間に、間に合わないからです。
見た目がきれいなものは、あまりなかったけれど、なんでもおいしくて、みんな給食を残さず食べました。嫌いだった給食はなく、全部おいしかったです。』
おじいちゃんやおばあちゃんが近くにいる人は、「昔はどんな給食だった?」と聞いてみるといいかもしれません。
(給食委員会お昼の放送より)