🌟サポートルーム 授業公開を実施しました!🌟
- 公開日
- 2025/07/17
- 更新日
- 2025/07/17
サポートルーム
2025年6月30日(月)・7月1日(火)
本校サポートルームでは、6月30日と7月1日の2日間にわたり、自立活動の授業公開を実施しました。
今回の授業は、サポートルーム主任・指導教諭の平野恵里先生が担当し、小集団での「実行機能力を高めよう」をテーマにした取り組みが行われました。
保護者の皆様や、都内他校の先生方にもご参観いただき、生徒たちの学びの様子を温かく見守っていただきました。
🏫 授業の概要
今回の授業は、子どもたちの「忘れ物が多い」「集中が続かない」「宿題の提出が難しい」など、学校生活で見られる課題に着目し、それらの背景にある「実行機能」をテーマに展開されました。
授業では、実行機能チェックリストによる自己理解や、7つの対処法に基づいたトレーニング体験、グループワークによる意見交換を通じて、子どもたちが自分に合った対処法を見つけていく流れで構成されていました。
🧠 指導のねらいと工夫(授業者より)
平野教諭は、実行機能の困難に対して、「まず自分のつまずきを知ること」が大切だと考え、授業冒頭ではチェックリストによるアセスメントを丁寧に行いました。
また、トレーニングでは以下の7つの力に対応した方法を実際に体験。
・整理力
・時間管理力
・行動制御力
・柔軟力
・自発力
・集中力
・ワーキングメモリ力
生徒一人ひとりが「自分の苦手に合った対処法」を見つけられるよう、個別→グループ→全体発表の流れで学びを深めていく構成となっていました。
👦👧 生徒たちの取り組みの様子
授業内では、生徒たちがそれぞれの学年・個性を活かしながら、自分の考えを発表したり、友だちの意見に同意や補足を加えたりする姿が多く見られました。
・教科別に整理する方法や、TODOリストでやる順番を工夫するなど、具体的な工夫が多数紹介されました。
・「自分の顔を叩いてスイッチを入れる」「ごほうびでやる気を出す」「スグログに記入して忘れないようにする」といったユニークで実用的なアイデアも飛び出しました。
・下級生のグループを先輩が進行し、年齢に関係なく協力しながら進めていく姿はとても頼もしいものでした。
・自分の意見を発表するのが苦手な生徒も、発表係としてグループの意見を丁寧にまとめて伝える役割をしっかりと果たしていました。
📝 参観者の声(一部抜粋)
「実行機能という視点は、家庭でも子どもへの声かけに役立ちそうです」
「子どもたちが自分の苦手を言葉で説明できていて感動しました」
「他校の先生方と学び合える貴重な時間でした」
🙌 最後に
今回の授業では、一人ひとりが「自分らしい工夫」を見つける姿が数多く見られました。
平野先生の丁寧な問いかけと、子どもたちの前向きな姿勢が合わさり、学び合いのあたたかい空間が生まれていました。
今後もサポートルームでは、「わかる・できる・つながる」授業づくりを大切にしながら、生徒たちの成長を支えてまいります。