敬老の日
- 公開日
- 2024/09/16
- 更新日
- 2024/09/16
真中日記
今日、9月16日は「敬老の日」です。
「敬老の日」について調べてみました。
敬老の日の起源は正確にはわかっていないそうですが、言い伝えとしていくつかの説があります。
1つは、聖徳太子が現在の大阪市に悲田院(ひでんいん)という身よりのない老人や病人、貧しい人たち救うための施設を開いた日にちなんで制定されたという説。
もう1つは、元正天皇が717年に年号を「養老」とし、養老の滝に御幸した日、または高齢者に贈り物をした日であるという説が有名です。
現在の敬老の日の由来は、1947年兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)の門脇政夫村長が提唱した「としよりの日」が始まりとされています。
当時、村では「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という主旨のもと、1947年から農閑期に当り気候も良い9月中旬の15日を「としよりの日」と定め、敬老会を開くようになりました。
これが1950年からは兵庫県全体で行われるようになり、1954年には国民の祝日として制定され、全国で祝うようになりました。しかし、「としより」という呼び方はどうにかならないか、ということで各方面から異議が起こり、「老人の日」にいったん改名されました。
やがて「国民の祝日法」が改正されることとなった1966年、「建国記念の日」「体育の日」と共に国民の祝日と制定された際に、現在の「敬老の日」と名称が改められました。
その後、2001年(平成13年)にハッピーマンデー制度の施行に伴い、日程の変更が生じました。それまで定着していた「9月15日」から、「9月の第3月曜日」への移行です。
また、9月15日を含む1週間が「老人週間」となっているのですが、知っている方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
実は現在、9月中旬には敬老の日、老人の日、敬老週間があるという複雑な状態になっています。 いきさつとしては、ハッピーマンデー制度に伴う「敬老の日」の日程変更に際して、高齢者団体などからの反発が相次いだため、妥協策として決まったそうです。
敬老の日とは別に、もともと敬老の日があった9月15日を「老人の日」に設定し、9月15日を含む1週間が「老人週間」として老人福祉法が改正されたとのことです。