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終業式

公開日
2021/12/25
更新日
2021/12/25

真中日記

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2学期終業式
全校生徒が体育館に入っての儀式は2年ぶりです。ネクタイ・リボンは着用です。

令和3年度第2学期終業式講話校長
「今やるべきことをしっかりと最後まで 習慣」
『こんにちは。
命の危険を感じるような猛暑の中でスタートした2学期も、今では、防寒着の効果が感じられないほどの厳しい寒さの冬を迎えています。
「学校の活動を止めない」として、コロナの中にあっても、対策を徹底することで、1年生の移動教室は来年に、3年生の修学旅行は2月末に延期になりましたが、規模の変更や縮小しながら、2学期に予定していた活動や行事は行うことができました。11月になり、感染者の人数も減り、これで抑え込んだかなと明るい兆しが見え始めたのつかのま、オミクロン株という新しい形が、怪しい動きを始めています。しかし、日頃からの皆さんの感染症に対する心構えがしっかりとできているので、これからも感染症を学校に持ち込まない、学校から持ち出さないを徹底して行っていきましょう。
さて、今年も3年生との面接練習をしています。
面接の中で多く出て来る話題は「あいさつの真中」という言葉でした。あいさつは、コミュニケーションの最初の言葉。入学したときは、あいさつをするのが恥ずかしかったけど、先輩から挨拶されるとうれしくなった。先輩がかっこよく見えた。自分も挨拶しようと思った。このような内容の話を多くの人がしてくれました。「真中生として、できることをしっかりとやっておくこと」を多くの3年生が実践してくれていたようです。
2年生の活躍も目を見張りました。生徒会を中心に委員会の活動、部活動、学習に対する取り組みも力がはいっているのを感じます。合唱祭の歌声、何よりも「農村体験移動教室」の成功、それぞれが互いの力を磨き合い切磋琢磨し、実力を高めてくれました。
40年目の伝統と誇りを受け継ぎ、3年生の「力」と2年生、1年生の「力」がちょうどよい形で合わさった理想的な学校の姿に成長しています。真面目に取り組む真中生の姿がここにあります。まさに真中プライドを感じます。
さて、このような良い学校の姿があるのは、普段の「習慣」が大事なのです。「習慣」を辞書で引いてみると「そうするのがきまりのようになったこと。」と説明しています。手洗いの習慣、マスクをつける習慣、早寝早起きの習慣、と言われると納得できますよね。私たちの生活の中で、ルールのように強く規制するものではありませんが、長い間繰り返し、行われるようになるとそのうち「習慣」という言葉に代わります。「習慣」の「慣」、「慣れる」という字の成り立ちは「心を貫く」、「何度も繰り返すことで、そこに対して違和感がなくなる・それをスムーズにできるようになる」ということです。ある環境や状態に「慣れる」ことの意味を持っています。
「繰り返すこと」で自分の心を貫くことができるとしています。
例えば、3年生が頑張っている勉強。受験本番前に向け、模擬テスト・会場テストで「慣れる」を経験しています。入試に近い問題を繰り返し行うことで、本番で「スムーズにできるようになる」慣れるにつなげています。
1・2年生が頑張っている生活。「中学校」という場所は、社会に出で行く準備をするための場所です。集団で何かをしたり、みんなと意見を合わせたりして、社会に出る本番を迎える前に、周囲とのかかわり方やスキルを学ぶ、そんな「慣れる」ための場所なのです。
しかし、人によって、すぐに慣れてしまう人もいますし、時間をかけてもなかなか慣れることができない人もいます。その人のこれまでの経験の違いや考え方・感じ方の違いによって「慣れる」までに要する時間は様々です。途中で辞めずに最後まで自分の心を貫くことが、大事なのです。
ここで、少し心配なのが慣れっこになってしまうという事です。例えば、このコロナの対応も、「時間が経っても感染しないから大丈夫」と慣れっこになってしまい、気持ちがゆるんでしまっていること、心配されてる第6波につながりかねないのです。
「ウイズ・コロナ」コロナの中での生活に慣れること「習慣」にしていくことが大事です。が、間違っても「慣れっこ」になってしまわないように注意しなければなりません。
あと数日で新しい年「令4年」を迎えます。日頃の勉強は、しっかりと習慣になっていますか。コロナの中での新しい生活は、しっかりと習慣になっていますか。この冬休みも、不要不急の外出を避け、家でじっくりと自分の心を貫く「慣れる」ことに時間を割いてみてください。やったふりの「慣れっこ」にならないようにしてください。
今日は、「習慣」として新しい環境や生活に「慣れる」という話を伝えました。今やるべきことをしっかりと最後まで。自分の心を貫いてみてください。新年の誓いとして新しい「習慣」をいくつ用意できるか、ぜひチャレンジしてみてください。』