避難訓練(地震2)(6月16日)
- 公開日
- 2022/06/16
- 更新日
- 2022/06/18
お知らせ
K林先生の「訓練・訓練。ただいま強い地震が発生しました。生徒は机の下に体を入れてください。」で始まった避難訓練。皆さん、素早く校庭に避難できたでしょうか?強い地震と言えば東日本大震災、皆さんは生まれて間もない頃の話なので、余り記憶にないかもしれませんが、ここでは町田市に住むある方の当時の証言をご紹介します。
<T氏の震災談>
2011年3月11日14時46分頃、私は武蔵小杉のツインタワーの21階にいました。ドンと突き上げるような揺れの後、立っていられないほどの大きな横揺れが始まり、オフィスの全ての机の引き出しが飛び出しました。横揺れは数分だったか数十分だったか記憶にありませんが、隣のビルは大きくゆっくり数メートル左右に揺れています。きっとこちらも揺れているのでしょう、まるで釣り船の船酔いのようです。エレベータ1基のワイヤーが切れ、私の同僚が1時間以上も閉じ込められました。当然全館停電となり、南武線はもとより、東横線、横浜線も止まり、帰宅困難者となりました。家族とは携帯のショートメッセージで無事の連絡を取り合いました。幸いにも私の部下20名ほどは、停電を免れた近隣の知人宅で朝まで安心して過ごすことができました。知人には今でもとても感謝しています。朝まで繰り返しTVニュースに映る津波の映像が、今も脳裏に焼き付いています。
このように大地震ともなれば、学校内だけにとどまらず、地域住民との助け合いが重要になってきます。皆さんのご両親はどうされていたのでしょうか。お母さんは皆さんを胸に抱き不安な時を過ごされ、お父さんは帰宅困難者だったかも知れません。これを機会に、親子で当時の事を語り合ってみてください。