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成人式

公開日
2024/01/08
更新日
2024/01/08

真中日記

今日は「成人式」です。
町田市の公立中学校では、卒業式の間際に「二十歳の手紙」として、20歳の自分に手紙を書き、成人式の時に、総合体育館で行われる式典の後に本人に渡すという行事があります。

成人式とは何かを調べてみました。
奈良時代以降の「元服」の儀式に由来
成人式は奈良時代以降、数え年で12〜16歳の男子が行った「元服(げんぷく)」という儀式が由来だといわれています。
この儀式では髪を大人の髪型に結い、服装も大人のものへと改め、幼名から新しい名前に替えたりしたそうです。
女子の場合は「裳(も)」という腰から下にまとう衣服を身につける儀式「裳着(もぎ)」を12〜16歳で執り行いました。同時に髪を結い上げる髪上げも行われ、子供の髪型から大人の髪型へと変え、成長をお祝いしたそうです。
ルーツは埼玉県の「成年式」?
20歳で成人式が行われるようになったのは、実は戦後のこと。
その発祥は昭和21年(1946年)、埼玉県の蕨市で開催された「青年祭」だといわれています。当時は国全体が敗戦による混乱と虚脱感で明日への希望が見えずにいた中、蕨野青年団が中心となり、次代を担う若者たちを勇気づけて励まそうと青年祭を企画。その催しの幕開けとして開かれたのが「成年式」でした。全国に先駆けて行われたこの催しは国や県からも関心が寄せられ、昭和23年(1948年)に国民の祝日として「成人の日」が制定。全国各地で新成人を祝うようになったそうです。
成人の日は昭和23年(1948年)に施行された「国民の祝日に関する法律(祝日法)」により、1月15日に定められ、毎年この日に成人式が行われていました。しかし、一部の祝日を月曜に移動させ、土日とつなげて連休にする「ハッピーマンデー制度」導入に伴い、2000年(平成12年)より1月の第2月曜に変更になりました。
伝統衣装で集まるのは日本独自のスタイル
成人式といえば、社会的に大人として認められる日。それは世界共通ですが、その儀式は国や地域ではかなり違うようです。
例えば、ケニアではライオンと戦ったり、バヌアツ共和国なら30mの高さからジャンプしたりと、世界には“恐怖心を克服してこそ一人前”として認められる過酷な試練や儀式があるようです。
それに対し、日本のように伝統衣装を身につけて参加する成人の儀式というのは世界的にも珍しいそうで、海外からも注目を集めているようです。

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