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立秋

公開日
2022/08/07
更新日
2022/08/07

真中日記

今日は「立秋」
立秋は二十四節気のなかでも特に大切な「八節」の一つとされる。
夏至と冬至を「二至」、春分と秋分を「二分」、そしてそれぞれの中間に存在する立春・立夏・立秋・立冬の「四立(しりゅう)」。これらをあわせて「八節」と呼び、季節を区分する言葉として古くから日本において重要な役割を果たしている。
 
2022年の「立秋」は8月7日
立秋は、ほかの二十四節気同様、その年によって日にちが異なる。
年によって日にちが異なるのは、うるう年の存在とも大きく関わる。周知のとおり、地球の公転周期がぴったり365日ではないため、そのズレを調整するために設けられたのがうるう年である。4年に1度、1年が
366日となるため、立秋などの二十四節気も同様に、およそ4年に1度日にちが変わる。
このうるう年だけを考慮して二十四節気を定めるのであれば、毎年の日にちはわかりそうなものであるが、実際には直前まで確定されない。
その理由はさまざまある。太陽が春分点を出発し、次の年の春分点を通過する時間は、
365.24日程度であることが挙げられる。さらに、地球の公転運動は、地球の自転軸の変動、月の引力や他惑星の影響などによって毎年一定ではないことが関係している。そのため、何十年も先の二十四節気の日にちは確定されていないのである。

「立秋」は暦上の秋の始まり
立秋は秋の始まり。夏の暑さが極まり、秋に向け季節が移り変わり始める日という意味である。つまり暦のうえでは立秋が夏の暑さのピークであるとされ、立秋の翌日からの暑さは「残暑」と呼ばれる。
しかし暦上では秋の始まりといっても、実際にはまだまだ暑さの厳しい日は続き、どちらかというと夏真っ盛りという印象を持つ人も少なくないだろう。暦上の季節と実際の季節感が異なるのには理由がある。
そもそも二十四節気は、昼が最も長い夏至、最も短い冬至、そして昼夜の時間がほぼ同一の春分と秋分など、春夏秋冬の4つの季節に分けて1年を
24等分したもの。
二十四節気は、古代中国の特に黄河流域の寒い気候にあわせて作られたといわれている。当然現代の日本と気候が異なるので、季節感が異なるのは当然である。
それでも立秋を過ぎれば日を追うごとに空や雲の様子が秋を匂わせ、スズムシやマツムシなどの美しい鳴き声も耳にするようになる。少しずつ秋を感じられる目安になるのが立秋であることは、間違いなさそうだ。

*国語の課題の「お世話になって先生にはがきを書こう」。今日からはがきを出す人は「残暑御見舞」になります。

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