東京都推奨映画「エターナルメモリー」
- 公開日
- 2024/06/24
- 更新日
- 2024/09/26
お知らせ
本作品は、チリの軍事政権会で活躍したジャーナリストのアウグストと文化大臣を務めた女優パウリナの愛情の記憶に迫ったドキュメンタリー映画である。
葛藤しながらも進行性の難病を受容していく夫婦の描写が有り、他者と関わり合いながら生きることの意味を学ぶことが出来、青少年の良識や倫理観を育てることが出来る。
アウグストがジャーナリストとして活躍していた回想シーンは歴史の一端に触れることが出来、徐々に病状が進行し物事の記憶が失われかけていく描写は、身近な社会問題を考えるのに役立つものである。
コロナ禍で外出も出来ず家族や友人とも会えない環境下であっても、二人の優しさ、ユーモアを大切に暮らす日常の描写は、青少年の他者を慈しみ、大切にする心を育てるものである。
自分のアイデンティティを失い自暴自棄になるアウグストを献身的に介護するパウリナの様子は勇気をあたえてくれるもので有り、青少年の思考力や批判力、観察力を養うものである。
上映: 令和6年8月23日(金)から
新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA
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